6月4日(木)は、光通信セクターのシエナ(CIEN)やブロードコム(AVGO)の決算をきっかけに激しい利益確定売りが入りましたね。
しかし、こういう時こそチャンス(買い)です。
機関投資家たちが静かに買い集めている光インフラは…
マコムテクノロジー・ソリューションズ(MTSI)
忖度ナシで最初に言っておきます。
この銘柄は5倍とか10倍とか狙える株ではありません。
超手堅く、守りながら資産を増やしたいという人にうってつけの銘柄になります。
攻めたい人は、最後のほうに他のおすすめ光銘柄を2つ書いておくのでそちらをご覧ください。
まずはマコムの凄さや直近の決算、懸念点を解説します。
1.光ICチップを独占
アプライド(AAOI)やコヒレント(COHR)は、光信号を届けるための光トランシーバー。
そしてこのマコムは、その中身にハメ込まれる「アナログ・ミックスドシグナルIC」という半導体を開発・製造しています。
この電気信号と光信号をエラーなしで高速変換するレーザードライバーの技術は、製造難易度がはちゃめちゃに高い…!
マコムはその専門分野。メガテックがAIデータセンターを建設すればするほど「マコムのICチップが必要不可欠になる」という無敵のポジションを独占しているわけです。
2.未来を読んでいる
AIデータセンターの通信速度は400G→800G、さらに異次元の速さである1.6Tへの移行が始まっています。
マコムは、この1.6Tに対応する高速光コンポーネントの製品化で競合他社をはるかに引き離して独走状態!
この間、ブロードコムの決算でも「AIネットワーク需要は前年比+200%超になる」と宣言してましたよね。
その莫大な需要が次に流れ込むのが「マコムの次世代ICチップ」です。
どこが勝っても全てマコムの利益に繋がるって考えると、もう勝利は確信したようなもんじゃないですか?
クジラが愛する理由も分かりますね。
3.直近の決算が熱い
マコムの第2四半期決算は、まさに今書いた「2つの凄み」が数字として完璧に証明される内容でした。
- 売上高・EPSともに市場予想を余裕でクリア
- 粗利益率がる喰ったように拡大し続けている
とにかく利益率が高い!
他社がマネできない特許技術を握っているため、原材料費が高騰しようが製品価格に転嫁して莫大なキャッシュを稼ぎ出しています。
4.知っておくべき懸念点
良いところばかり紹介しても良くないので、マコムの懸念点やリスクなど軽くまとめますね。
①PERが163とかなり高い
株価の過熱感を示す指標であるPERは163倍になっています。
つまり、機関投資家がかなり前借りして買い上げている状態…。
調整がきたり、他の半導体大手が決算で少しでもコケると、アルゴリズムによって350ドル付近まで下がるような場面は普通に起こり得ます。
②短期的な伸びは他の光に劣る
冒頭でも書きましたが、「短期で5倍にしたい」って人には適していません。
例えるなら少し前に紹介したアンフェノール(APH)みたいな立ち位置で、緩やかに上昇していく感じ。
なので退屈と思う人は、私も保有している下記の光インフラを買いましょう!
5.光セクター攻撃型
①コヒレント(COHR)
光トランシーバーの製造で世界トップクラスのシェアを誇る、光通信セクターの王道企業。
PER200倍とマコムより高いので「伸びないんじゃないか?」って思われがちですが、売上自体が倍々ゲームで膨張しているフェーズなので、PERとか気にせず買われまくってます。
②アプライド(AAOI)
光通信に必要なレーザー素子の開発から光トランシーバーの製造までを全て一気に行うことができる企業。
アマゾンやオラクルといった世界最大級のビックテック企業と直接大口の供給契約を結んでいます。
時価総額が低く、まだ赤字企業なので荒れやすいですが、伸びしろは光セクターでトップです!
何度も言ってますが「超攻撃型」なので、リスク取れる人だけ買ってみてください。
6.わたがしから一言
6月5日、現時点では相場が荒れに荒れているので、すぐに購入を決断しなくてもOKです。
とにかく冷静に。下げ止まりを確認してからでも遅くないですよ。検討を祈ります!




